COODINATE

ルーを使わないのに絶妙なトロミ!
牛すじワイン煮のレシピ

ルーを使わないのになぜかドロドロなビーフシチュー!
ダッチオーブンだから手軽に作れる!
市販ルーを使わない本格的な牛すじのワイン煮!

シチューを作るときって、多くの方は市販のルーを使ってるんじゃないでしょうか。

具材をただ煮込んだだけじゃ、あのコクやトロミはでない。

レストランのシチューは手間暇かけて作り上げるから、市販のルーを使わずにコクやトロミがきっとでてる。

市販のルーは1箱200円くらいだけど、レストランのシチューはまず2,000円オーバー!

手間暇かけて作るからこそ高いんでしょうね。

でも実は、家やキャンプでも市販のルーを使わずとも簡単に、あのコクやトロミのあるシチューが作れちゃうってしってましたか。

その秘訣は、ダッチオーブンにあったんです!

そこで市販ルーを使わず、赤ワインで煮込んだ本格的なビーフシチューをダッチオーブンで作ってみたいと思います!

下準備!

まずは使用する野菜をカットしていきます。

タマネギ大1個を細かくみじん切りにします。

ニンニクもみじん切りにします。

ニンニクって皮をむくのが手間だったりしませんか?

でも根を切り落とし、押しつぶせば皮がツルリと剥けちゃうんですよ。

続いてセロリですが、太い筋をとってから細かく輪切りに。

セロリが苦手な方も、シチューになったら跡形もなくなるので、ぜひ使用してください。

今回のシチュー作りで、深みを増すポイントはセロリといっても過言ではありません!

なので長い1茎を丸ごと使用。

さらにコクとトロミのポイントとなるジャガイモ。

大きめのジャガイモ2個の皮を剥かず、そのままさいの目切りにしてください。

皮は抗酸化作用のあるポリフェノールをたっぷりと含み、栄養価もバツグン。

味の奥行きも作り出してくれるので、皮を使わず捨てるなんてもったいないんです。

調理開始!

今回は家庭のキッチンでも使いやすい、コンパクトな SOTO ステンレスダッチオーブン 8インチ ST−908 を使用します。

ここではキャンプも想定してますので、バーナーはSOTO レギュレーターストーブフュージョン ST-330 を使いましたが、家庭ならガスコンロでもIHクッキングヒーターでもOKです。

ステンレスダッチオーブン 8インチ ST−908 を予熱しつつ、ニンニクを投入。

表面の水分が飛んだところで、バターをたっぷりと加えます。

すかさずタマネギも投入。

タマネギが飴色になるまでバーナーの火力全開で炒めます。

「火力全開で焦げ付かない?」って疑問に思うでしょうが、 SOTO ステンレスダッチオーブン 8インチ ST−908 は鍋の厚みがあるステンレス製なのでそのくらいでは不思議と焦げ付きません。

こういった手間のかかりそうな作業をいとも簡単にキレイに仕上げてくれるんです。

だから時短のため、火力全開に!

このレシピを鋳鉄製のダッチオーブンで作るなら、火力調節してくださいね。

タマネギが飴色になったらジャガイモを投入。

さらにセロリを投入します。

そしてメイン食材である牛のすじ肉500gを切らずに長いまんま投入。

だって牛のすじ肉ってヌルヌルしてるし硬いから、生のままでは切りにくいですもんね。

さらに第2のメイン食材とも言える赤ワインを チャムス ブービーシェラカップ210ミリリットル に1杯分入れます。

つまり210mlってことですね。

ここで使用する赤ワインは安物でOKです。

今回使用したのはボトルで278円という激安商品。

逆にシラーやカベルネソーヴィニヨンなどのフルボティな高級ワインは渋みが強すぎ、簡単でおいしいシチュー作りには向かないのです。

滅多に料理しない方がキャンプへ行ったときに腕を振るい「高級食材の方がいいだろ!」と陥りやすいミステイクポイントですので、「安物でOK」とぜひ心に留めておいてください。

続いて隠し味でもあり、肉を柔らかくしてくれる炭酸飲料をチャムス ブービーシェラカップ210ミリリットルに1杯分入れます。

安物赤ワインは色に深みがありません。

その色を補ってくれる意味でも、使用する炭酸飲料はコーラがいいでしょう。

フタをして20分間煮込みます。

ここでも火力全開です。

 SOTO ステンレスダッチオーブン 8インチ ST−908 はフタが重く、密閉度が高いので蒸気などではフタが持ち上がらず、鍋内循環してくれるのです。

なので、これまでの経験上で吹きこぼれしたことがありません。

20分間加熱したら消火し、ダッチオーブンを手で触れるくらいまで放置。

余熱による熟成調理します。

ステンレス製ダッチオーブンは蓄熱性が高いので、手で触れるくらい冷めるまでの1時間くらい、じっくりと熟成を続けます。

あんなに硬かった牛すじ肉が、炭酸パワーと熟成調理によりサクサクの状態。

牛すじ肉を食べやすい大きさにカットしてください。

牛すじ肉を切れたら、麺棒などで具材を押し潰します。

軽く押しつぶすだけで野菜が乳化していきますが、安全を確保するため、ダッチオーブンをバーナーから下ろして作業してください。

ちょっと押し潰すだけで野菜は跡形もなくなり、トロトロな状態になります。

ここでトマトの水煮缶を1缶投入。

トマトの水煮缶にはホールとカットトマトがあります。

このレシピではカットトマトが便利です。

さらに定番隠し味の「ベイリーフ」を加えます。

フタをして再び加熱します。

5分ほど加熱し、1時間くらい休ませてください。

「ベイリーフ」の香りがじっくりと染み出します。

そして塩を加え、味を整えます。

ブラックペッパーは風味を大切にしたいので、食べる直前に加えてください。

これで小麦粉を使わないのにドロドロしてコクのある牛すじのワイン煮の完成です!

盛り付けたら、スプーン1杯程度のヨーグルトをかけてお召し上がりください。

つけあわせはお好みですが、見栄えとしてはグリーンが足りてないので、ブロッコリーなんかがキレイですね。

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