COOK

生ソーセージが香ばしく変身
燻製ソーセージ

アウトドアクッキングで人気なのはダッチオーブン料理とスモーク料理ではないでしょうか。

どちらもちょっとツウっぽい感じ・・・

それでいて実はお手軽っていう側面も持っていて、でもお手軽だってことを知らない未経験者の前では凄腕シェフをきどれるから、これまたお得感があっていいんですよね。

いくらお手軽だからといっても、初心者がイッパツで上手にできるものなのか??

ダッチオーブン料理もスモーク料理も簡単ですから、初心者の一発目でうまく行くでしょうけど、100%という保証はありません。

そこでキャンプでみんなに披露する前に、密かに練習をしてみたいもんですが・・・。

ナベ底がフラットで小型なダッチオーブンなら家庭でもチャレンジしやすいですが、スモーク料理となると闇練習はちょっとハードルが高くなるのが現実。

と思っていたのですが、実は家庭のキッチンでも手軽にスモーク料理が楽しめるアイテムが存在してたんですよ!

それが今回ご紹介するSOTOのキッチン香房 ST-125 なのです。

まるでアウトドアクッカーのようなデザイン!

パッケージから取り出してみると、キッチン香房 ST-125 はハンドルが収納可能な折りたたみ式になっていて、まるでアウトドアクッカーのようなデザインなのです。

どう見てもスモーカーとは思えない!

ところがきちんと燻製を作れちゃう。

しかも家庭のキッチンに備わる一般的なガスコンロで燻製が作れちゃうんですから、お手軽としか言えない!

ちなみに、SOTOは公式的に「 IHクッキングヒーターではご使用にならないでください。天板を傷めるなど故障につながります」と伝えています。

なので家のキッチンが IHクッキングヒーターの場合は、別の方法を考えましょう。

そして家で燻製をするなら、換気扇の下がいいですよ。

部屋が燻製の匂いに包まれることが軽減されますからね。

 

実践調理開始!

燻製って、汚れるし、匂いも着くので使い捨ての燻製器が存在する理由はよくわかります。

でもワタクシ、使い捨てというのはどうも好きになれません。

要するに、汚れず、匂いが着かなきゃいいってことですよね。

あとは製品上の価格の問題?

使い捨て燻製器を何回も買うより、使い捨てない燻製器を1回しか買わないでキレイに使い続ければ、これでオールクリアですよね。

そこで、キッチン香房 ST-125 を汚れと匂いから守りつつ、実践調理したいと思います。

まずはナベの内側にアルミホイルをセットします。

鍋を完全に覆うような感じでアルミホイル敷き詰めてください。

そのアルミの上にスモークチップをセットするんです。

燻製の汚れの多くは、食材からボタポタと落ちる汁に燻煙が混ざり、さらに熱よって乾燥されることでこびりつきです。

アルミホイルでナベを覆えば、この問題はクリア!

燻煙が立ち上がり、フタにも煙汚れはつきますが、これは割と落ちやすいんですよ。

それでも完璧に汚したくないという方は、フタの内側をアルミホイルで覆うっていうのも手かと。

キッチン香房 ST-125 にセットする燻煙網には方向性があります。

こんな感じで燻煙網に脚がついてるんです。

脚という言い方をすると脚が下向きにセットするように思いますが、実は反対で、脚を上向きに置くのです。

燻煙網の上に食材を並べ、フタをするのですが、この燻煙網がフタを支えてくれ、ナベとフタが密閉しないような構造になるんです。

しかもナベとフタが開きすぎず閉めすぎず、若干の隙間を作るという絶妙なクリアランス。

家庭で燻製を作るなら換気扇の下ですが、アウトドアならテーブルの上でだってこのキッチン香房 ST-125 を使えます。

ここで注意したいのが輻射熱。

キッチン香房 ST-125 をバーナーで熱することにより内部ではスモークチップが燻りはじめ、ナベ底付近は非常に高温になります。

なのでカセットコンロや燃料直結タイプのバーナーは燃料が輻射熱の影響を受けやすく危険です。

SOTO レギュレーターストーブのようなガス缶が直結するタイプの使用は控えた方がいいです。

アウトドアでは燃料分離タイプ、もしくはツーバーナーでの使用をオススメします。

SOTO製品のツーバーナーならレギュレーター2バーナー GRID(グリッド)ST-526 や 2バーナー ST-527 など。

燃料分離タイプならマイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek(フュージョントレック)SOD-330レギュレーターストーブFUSION(フュージョン)ST-330 や ストームブレイカー SOD-372 さらにMUKAストーブ SOD-371 といったアイテムになります。

レギュレーターストーブ FUSION(フュージョン)ST-330なら分離タイプなので燃料は輻射熱の影響を受けにくく、キッチン香房 ST-125 を安心して使用できます。

では、キッチン香房 ST-125 を使った燻製の作り方を流れで見たいと思います。

今回は生ソーセージを燻製してみましたよ。

1:キッチン香房 ST-125 のナベに汚れ防止のアルミホイルをセット。(燻製器が汚れてもOKという方は、1の行程を飛ばしてください)
2:サクラのスモークチップをひと握りほど投入。
3:燻煙網をセット。
4:燻煙網の上に食材を並べる。
5:バーナーの上にキッチン香房 ST-125 をセット。
6:フタを閉じ、バーナーを着火。
7:燻煙の香りが立ちはじめたらバーナーの火力を弱火に調整。

この状態で20分ほど放置すれば、生ソーセージが香ばしい燻製のソーセージへと生まれ変わっているのです!

商品スペック】

キッチン香房 ST-125
参考価格:3,278円
使用時サイズ:直径210 × 高さ160mm
収納時サイズ:直径210×高さ120mm
重量:520g
材質:鍋・フタ・ハンドル/ステンレス、燻煙網/鉄(クロームメッキ)、ツマミ/天然木
備考:IHクッキングヒーターではご使用にならないでください。天板を傷めるなど故障につながります。

【まとめ】

自宅のキッチンでも簡単に燻製を作ることができる。
もちろんアウトドアでもスモーク料理を楽しめる。
軽量でコンパクト。
家庭用の鍋と大きさが変わらないので収納場所に困らない。
使い捨てではないので、何度も使用可能。