日本 + イタリアのメキシカン
ホットサンドのレシピ
日本料理とイタリア料理のミックスはメキシコ料理?!
キャンプで役立つ!
変わり種のホットサンド・レシピ
父は日本とイタリアのハーフ。
母の両親はともに日本人。
その二人から生まれたら、どんな子供?
アゴの割れも消え、体毛も薄くなり、彫りの浅い日本人にかなり近いクオーターが誕生するのではないだろうかと勝手に想像してしまう。
話は変わって、イタリア料理の大定番、ボロネーゼ。
いつからボロネーゼと呼んでも、そのメニューを認識できるようになったかは定かでないが、僕が子供のころはミートソースで全国統一されていた。
ナポリにナポリタンは存在しない!
ボロネーゼの呼び方に違和感を覚えなくなったころ、イタリア・ボローニャへ行ったならば、必ずや本場のボロネーゼ・スパゲッティを食べてみようと考えていた。
ほどなくして、イタリア・ボローニャへ行く機会を得た。
「スパゲッティ・ボロネーゼ、プレーゴ」なんてイタリア語で、しかも澄まし顔でオーダーを入れてみるが、現地のパスタ店で一笑されることとなった。
「ボローニャで食べればすべてがボロネーゼ。キミがオーダーしたいのはスパゲティ・カルネのことだろう」
ボロネーゼという料理は存在しない。
ミートソースのスパゲティ=スパゲティ・カルネ。
カルネ=肉、つまりはミートをイタリア語に訳しただけだった。もちろんナポリにも、日本の喫茶店の定番、ナポリタンは存在しなかった。
日本+イタリア=メキシコ?!
レシピで使う食材はボロネーゼソース。でもイタリアにはボロネーゼなんてメニューはなかったので、ややイタリアの食べ物として、この企画を進める。
ボロネーゼソースのほかには、こんぶ豆、お好み焼き粉の計3点。
ボロネーゼソースは完全にイタリアのものとは考えにくい。だから日本とイタリアのハーフ、そんな感じかな。
こんぶ豆、お好み焼き粉は日本の純粋な庶民食と捉えていいだろう。
日本とイタリアのハーフ+日本+日本の材料で誕生するレシピは、なんとメキシカンだから、作った本人も驚き!
見た目も味も、明らかにチリコンカーンをトルティーヤで包んだチリコンカーン・エンチラーダだ。
この企画を見たメキシコ人が「これは違う! 決してメキシカンではない!」と言うかもしれない。
ただ今回のメニューを実際食べてもらえれば、旨いと言われる勝算はある。
このレシピは「ボロネーゼ」同様、そもそも「メキシカン」と地名を掲げるから、問題が起きる。
付け加えて、メキシコにチリコンカーン・エンチラーダなんて料理が存在するか、まったく知らない。
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