ダッチオーブンで作る
KFC風ビスケットのレシピ
表面ふわサク! 中しっとり!
ダッチオーブンは天才!
家でもキャンプでも簡単に作れるKFC風ビスケット!
パンでもないし、クロワッサンやパイとも違う・・・。
はじめてKFCのビスケットを食べたとき、そりゃあビックリしましたよ。
なんとも表現しにくかった味や食感。
完全なる異文化交流で言葉を失い、さらには口の中の水分をすべて失いました・・・。
口の中の水分を失ったのは異文化のせいでなく、KFCビスケットの特性。
ジューシーなフライドチキンには、あのくらいパサパサのビスケット がよく合うんですね。
それまでに知っていたビスケットはカッサカサでしたが、かのビスケット はサクサクの表面に覆われ、中は意外としっとり!
果たして、かのビスケット に合うのはフライドチキンだけでしょうか?
家やキャンプでの食事の際、メインディッシュに添えても活躍するだけでなく、ちょっと小腹の空いたときにメイプルシロップに絡めて食べるとおやつとしても最高!
手を汚さず作れるので、家でもキャンプでも衛生的に作れる!
しかもステンレス製ダッチオーブンで作れば簡単に、ふわサクしっとり or サクサクしっとりの2タイプ食感が得られる!
そんな、KFC風ビスケットの作り方をご紹介したいと思います。
仕込み!
ビスケットのベースとなる強力粉を200g用意します。
強力粉を密封できるジッパー付きビニール袋に入れます。
そこにベーキングパウダーを10g。
10gと書きましたが、ライトマイファイヤー スポーク チタニウムのスプーンに擦り切りではなく、小山盛りの2杯分のわりとテキトーな量。
砂糖を10g。
同じく正確に10gではなく、ライトマイファイヤー スポーク チタニウムのスプーンに小山盛りの2杯分。
粉チーズを同じく、ライトマイファイヤー スポーク チタニウムのスプーンに小山盛りの2杯分。
そのくらいアバウトに作れてしまうレシピなのです。
そして空気を残して、ジッパーを閉じます。
それをシェイクして、粉をよく混ぜ合わせます。
つぎにバターを50g用意してください。
バターを買ったとき、200gのバターブロックだったら1/4、150gのブロックだったら1/3くらいと、これもわりと目分量でいいかも。
バターは1〜2cmほどの小さなブロックに切り分けてください。
そのバターを混ぜ合わせた粉に投入。
ビニール袋の空気を抜き気味にしてジッパーを閉じ、体温を使ってバターを押しつぶし、粉と馴染ませます。
その仕上がりは、こんな感じのダマダマでOK!
そこに100mlの水を加えます。
毎回同じはつまらない!
だから偶然の出会いを求めてベーキングパウダー、砂糖、粉チーズ、バターをアバウトな量にしましたが強力粉と水だけは正確な量にしてください。
そこで水の計量には チャムスの ブービーシェラカップ210ミリリットル を使いました。
粉に水を馴染ませるポイントとして、揉まないようにしてください。
揉むと弾力のありすぎるKFCビスケットとは程遠いものになってしまうからです。
揉まないように馴染ませ、板状にします。
揉んでないからこそ、アップで見ると生地にムラがあります。
生地を1時間ほど冷やし休ませます。
家で作るなら冷蔵庫。
キャンプで作るならクーラーボックスに保冷剤などをたっぷり入れて庫内を充分に冷やしてください。
今回は、家でもDC電源のあるキャンプサイトでも、さらにはクルマのDC電源も使える、ドメティックのクーリングボックスCFX3 35 を使用し、10℃に設定して生地を休ませました。
下準備!
生地を休ませているあいだにダッチオーブンを準備します。
使用したのは SOTO ステンレスダッチオーブン 10インチ デュアル ST−910DL です。
フタの内側サイズに合わせ、オーブンペーパーをカット。
ハサミを使って余分なところをていねいにカットしましたが、余分をカットしなくても作れます。
でもこの余分は焦げます。
この焦げ臭がビスケットに付着し、どうにも鼻につくのでカットするのです。
仕上げ!
生地を1時間休ませたら仕上げに入ります。
生地より大き目にオーブンペーパーを2枚カット。
オーブンペーパーに生地を乗せます。
生地を3つ折りにします。
こんな感じですね。
オーブンペーパーを開いて重ね、生地を綿棒で広げます。
その生地をまた3つ折りに。
こんな感じに縦長になりますね。
それを綿棒で軽く押しつぶします。
そしてまた3つ折りに。
こんな感じに層が見えるんじゃないでしょうか。
合計3つ折り3回ということですね。
その生地を型抜きします。
型抜きはコップでもできますが、ここでは100円ショップで買ってきた直径6cmのセルクルを使用しました。
KFC風に穴の空いたビスケットにしたかったので、家にある直径1cmくらいのキャップを探し、真ん中も型抜き。
本来、鍋となる側をフタとして被せます。
この調理は上からだけの加熱になりますが、テーブルの天板を痛めないよう、安全のためにも焚き火台を使用。
焚き火台にはSOTO デュアルグリル ST-930 を使いました。
ダッチーブンの上に、個数によって火力コントロールがしやすいエコココロゴス・ミニラウンドストーブ4を乗せます。
今回は SOTO ステンレスダッチオーブン 10インチ デュアル ST−910DL の上、全面に熱が伝わるようエコココロゴス・ミニラウンドストーブ4を4ピース使用。
エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4が燃え切れば完成です。
燃え切れば完成なんですが、燃え切った直後にフタを開けてビスケットを外気に触れさせて冷ませばサクサクしっとりに。
ステンレス製ダッチオーブンの蓄熱性がいいという特性を使い、エコココロゴス・ミニラウンドストーブ4が燃え切ってもフタを開けず、ダッチオーブンが手で触っても熱くないくらい冷めるまで待ってから取り出せば、ふわサクしっとりの仕上がりに!
そんな感じで2タイプ食感が楽しめます。
KFC風ビスケットレシピ
材料
強力粉 200g
ベーキングパウダー 10g
砂糖 10g
粉チーズ 10g
バター 50g
水 100ml