シェラカップで作る全国ご当地グルメ
大分県・日田やきそばのレシピ
大分県リスペクト!
衝撃のやきそば文化に驚き! しかも初食感!
パリツルな大分県B級グルメ・日田やきそばのミニマムクッキング!
はじめて大分県日田市を訪れたときの衝撃は、いまでも忘れられません。
大分自動車道・日田インターチェンジを降り、一般道を走って市の中心部へと向かっていったわけですが、その異様な光景に驚きが!
これまで数々の地域を取材で訪れているので、それなりに免疫はあります。
でも明らかに、ほかの町とは違ったんです。
なんと、日田市はほかにはない「やきそば文化!」の地域だったです。
そりゃあね、東京などの大都市に行けば、「やきそば専門店」を掲げるところはありますよ。
ところが人口わずか6万人の地域に、いったい何件の「やきそば専門店」が軒を連ねていることやら。
ラーメン店より、そば屋より、ファストフードチェーン店より、コンビニエンスストアより「やきそば専門店」のほうが断然多いんです。
やきそばって、昔ながらの中華店とか定食屋のメニューにはあるけど、決して主役じゃない。
きっとナンバー5にも入らないメニューですよ。
お弁当の付け合わせだって、ナポリタンの代わりにちょっと入るだけ。
あくまでも代役なんです。
それなのに日田市では堂々たるナンバーワンにしてオンリーワンの存在。
専門店がいったい何店あるのやら。
そして「やきそば専門店」に突入してみたのです。
店舗の存在すら驚きなのに、出てきた「日田やきそば」にもまた強烈に驚きました。
今まで見たことのない脱水感、どこでも味わったことのない衝撃のパリツル食感だったのです!
そんな「日田やきそば」をシェラカップ で作りたいと思います。
下準備
万能ネギを、のちほど登場するモヤシサイズに切ります。
豚バラ肉を、やはりモヤシサイズに切ります。
調理開始
まずは豚バラ肉を炒りますが、調理するシェラカップ に油は敷きません。
SOTO レギュレーターストーブフュージョン ST-330を着火。
最初は強火、煙が立ち上がりはじめたら弱火にします。
こういった火力調整に、ストーブとボンベが別体式のSOTO レギュレーターストーブフュージョン ST-330はとても使いやすいのです。
弱火調理することで豚バラ肉からでラードを抽出します。
やきそばは1人前ですが、ラード抽出なども含め大きめのシェラカップ が調理しやすいので、チャムスの ブービーシェラカップ1リットルを使います。
ラードがたっぷり出たら、麺を投入。
使うのはチャンポン用の太い生麺です。
豚バラ肉を麺の上に逃がします。
麺をほぐさないように、まるで皿のように使うと豚バラの救出がしやすいです。
バーナーを中火にし、麺をラードでじっくりと揚げ焼きにします。
揚げ色がついてきたら、万能ネギを投入。
万能ネギがしんなりしてきたら、モヤシを投入。
具材を混ぜ合わせ、モヤシにラードが絡んだらウスターソースをたっぷりとかけます。
強火にし、モヤシのシャキシャキ感が残る程度に軽めに炒めます。
オリジナルシェラカップ に移し替えます。
生タマゴをトッピング。
さらに紅生姜を添えたら完成です。
実食!
ラードで揚げ焼きした日田やきそばは、硬やきそばともまた違った食感。
たとえるなら、ラーメンは「ツルツル」、一般的なやきそばはラーメンと比べて水分がないので「ズルズル」、硬やきそばは「ぽりぽり」。
日田やきそばは、そのまま食べると「バリバリ」と「パリパリ」の中間って感じ。
そこに生タマゴと絡めて食べると「バリバリ」に近づき、「ツルツル」と滑りもよくなります。
なので「パリツル」って感じなのです。