ダッチオーブンで作る
スパイスカレーのレシピ
カレーの隠し味はやっぱり・・・!
スパイスで作る手の込んだ本格カレーも、ダッチオーブンなら簡単!
時間がたっぷりあるキャンプで作る!
キャンプのディナーはカレーって神話は、もうなくなりつつありますね。
だって、金曜日の夜にカレーを食べて、下手すりゃ土曜の朝もカレーライスかカレーうどんを軽く食べてアウトドアへと向かう。
キャンプ場に昼について、テント立てて、「さあ、夕飯はカレーだぞ!」って話にならないですよね。
でもちょっと待ってください。
金曜の夜に食べたのは、市販のルーを使ったカレーじゃなかったですか?
手の込んだ方なら、市販のルーを何種類かミックスして、家庭独自の味を追求してたり。
でも作った方の心のどこかに「これは、本物のカレーじゃない・・・」なんて感覚があったり、なかったり。
そう、やっぱりスパイスで作らないと、胸を張れないような気がしちゃいます。
なんていうんですか、「ルーで作る=手抜きカレー」で「スパイスで作る=本格カレー」なんて格差を、作り手が勝手に作っちゃってる。
市販のルーで作れば失敗はないし、手軽だし、好みのルーを見つければ時短で作れるわりに本当においしい。
これ以上ないって、話ですよね。
しかし、1泊2日で行くのんびりキャンプで、時短する必要あります??
時短で作れて、飲み物みたいに食べられちゃうカレーなら、あとはキャンプサイトを撤収して帰るだけ。
1泊2日どころか、昼に張ったテントを夕方には撤収して帰るってくらい、やることをなくしてしまいそう。
そこで提案です。
キャンプでたっぷりある時間で、手の込んだスパイスで作った本格的カレーにチャレンジしてみませんか?
手の込んだというよりは、いつものカレーよりちょっと時間がかかるだけ。
ダッチオーブンで作れば、本格カレーも超簡単なんですよ!
肉煮込み!
まずはバーナーにコンパクトな SOTO ステンレスダッチオーブン 8インチ ST−908 をセットします。
コンパクトといってもダッチオーブンならそれなりに直径が大きいので、バーナーにはストーブとボンベが別体式のSOTO レギュレーターストーブフュージョン ST-330 を使用します。
8インチダッチオーブンに大さじ2くらいのオリーブオイルを注ぎます。
そしてバーナーを着火。
ダッチオーブンが温まったら牛肉400gを投入。
硬そうな部位でも、ダッチオーブンで煮込めば柔らかくなります。
逆にスネ肉とかスジ肉とかの超硬い部位でも、トロトロになっちゃいますよ。
表面に焼き色がついたら、肉がひたひたに隠れる程度の水を注ぎます。
これくらいの量の水ならば、SOTO レギュレーターストーブフュージョン ST-330 を最大火力にすれば、一瞬で沸騰します。
そしたらキッチンペーパーで表面をなでるようにしてアクを取ります。
キレイにアク取りできたら、ベイリーフを数枚入れてください。
そしてフタを閉じ、1分だけ炊き込んだ後、バーナーを消火。
つまり余熱調理するのです。
ダッチオーブンって、省エネですね。
ダッチオーブンを手で直に触れるくらいまでそのまま放置します。
野菜下ごしらえ!
大きめのタマネギを1個、すべて粗めのみじん切りにします。
ここではバーナーに SOTO ステンレスダッチオーブン 10インチ ST−910 をセットします。
8インチダッチオーブンは余熱調理しているので、バーナーは1台でOKですが、ダッチオーブンが2台必要になってくるというわけです。
10インチダッチオーブンには、大さじ3くらいのオリーブオイルを注ぎます。
そこへ、みじん切りしたタマネギを入れ、中火で焦げ付かないようときどきかき混ぜつつ、飴色になるまで炒めます。
そのあいだに、リンゴ1個をすりおろしてください。
タマネギが飴色になったところで、すりおろしリンゴを投入。
そのまま中火で水分を飛ばします。
そのあいだにほかの野菜を準備。
大きめのジャガイモ2個を、皮付きのままざく切りに。
さらに大きめのニンジン1本も、ざく切りに。
切れたころにはリンゴの水分も飛んでるはずです。
そこへ野菜を投入!
肉と野菜の融合!
さて、こんなタイミングで、8インチダッチオーブンを素手で触れるくらいに冷えてるんじゃないですか?
そしたら10インチダッチオーブンに全部移し替えます。
そのとき、ベイリーフを取っちゃってください。
そしてフタを閉じ、沸騰してフタから蒸気が漏れ出すまで、数分間強火で煮込みます。
カレーといえば、ライスが定番。
「ステンレス製のダッチオーブンでは、ゴハンを炊くのが難しい」なんて話を耳にしますが、それは炊き方を知らないだけ。
そこで、次回はステンレス製ダッチオーブンで ゴハンをおいしく炊く裏技を伝授します!