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梱包資材で作るファイヤースターターのDIY公開

MYOGる」焚き火で活躍するファイヤースターターを、溜まってる梱包材でミョグる!を株式会社 主婦と生活社が運営するcazualに公開しました。

 

「MYOGる」焚き火で活躍するファイヤースターターを、溜まってる梱包材でミョグる!

手作りを楽しむコスパなアウトドアアイテムその4

送る方が気にしすぎなのか、受け取る方に変なこだわりがあるのか、日本って過剰包装大国だと思いませんか?

あまりにも丁寧に包まれる商品。

そして本来役目を終えたら捨てられるはずの梱包材までキレイすぎるし、「いつかなにかに使えるかも」なんて、捨てるに捨てられずに家に溜まってるってことがありませんか?

そんな梱包材を使って、今回はミョグります。

ちなみにミョグとはMYOGと綴り、Make Your Own Gearの略。

DIYDo It Yourself)と同じような意味で、「自分のギアを作っちゃいましょう!」ってことです。

焚き火が楽しくなってくる季節も、もう間近!

スマートな着火ができるように、焚き火で活躍するファイヤースターターを梱包材で作ります。

「いつかなにかに使えるかも」なんて思って取っておいた梱包材が、ついに陽の目を見ることができますよ!

 

1:用意するもの

卵ケース(紙製)

クッション材(木製または紙製)

ロウソク

鍋(今回はシェラカップを使用)

バーナー

ナイフ

 

2:ロウソクをバラす

今回使用したロウソクは100円ショップなどで購入できるティーライトキャンドル。

キャンドルをカップから外し、ナイフで砕きます。

キャンドルの芯、カップはもう使わないので捨てちゃって構いません。

「いつかなにかに使えるかも」なんて、キャンドルの芯を取っておくのも、もちろんありですよ。

もったいないですもんね!

 

3:ロウソクを溶かす

バーナーで炙り、ロウソクを溶かします。

 

そして、とっておきの情報。

今回は形状から言っても、色つきのティーライトキャンドルのほうがオシャレに仕上がるのではないかと思い、赤のキャンドルを選びました。

ここまではOKです。

ただ、このティーライトキャンドルには色がついてるだけじゃなく、香料も入ってたんです。

パッケージには、たしかに「キュートなベリー系の香り」なんて表記してありました。

燃えてるときに、「キュートな香りがしたらいいなあ」なんてことも、たしかに思いました。

普通にティーライトキャンドルとして使えば、それもOKでしょう。

しかし、ミョグには合わなかったのです。

ティーライトキャンドルはすぐに溶けますし、熱しすぎると固まるまでに時間がかかるので、ポイントとしてはロウソクが溶けはじめたら、バーナーを消火。

シェラカップを使用してキャンドルを溶かし、余熱で溶かすように心がけたのですが、もののみごとに香料が焦げ付き、黒い跡が取れなくなってしまったのです。

まあシェラカップだからギリOKだけど、家庭用の鍋だったら、間違いなく家族からヒンシュクの目で見られることでしょう。

もし香料入りのキャンドルを溶かす場合は、鍋の内側にアルミホイルなどを使ったほうがいいと思います。

 

4:丸める

適量のクッション材をちぎり取り、手のひらで転がして卵大に丸めます。

「適量って、どのくらい?」って声が聞こえてきそうですが、卵大に丸められれば、クッション材が多ければ多いほど、キャンドルの量が少なくてすみます。

しかしその反面、キャンドルの量が少なければ、燃えている時間も比例して少なくなります。

 

5:詰める

丸めたクッション材を卵ケースに詰めます。

今回は木製のクッション材を使いましたが、ちぎったり丸めたりしてるうちに、ポロポロと木屑がたくさん出ました。

そんな木屑をあらかじめ卵ケースの中に投入しておけば、後片付けもグッと楽になります。

 

6:ロウを流し込む

卵ケースのフチいっぱいまでロウを流し入れますが、ポイントとして2点あります。

1点めは、ロウをまわし入れて、ケースから飛び出ているクッション材にまんべんなくつけてあげること。

そう心がけていても、かならずと言っていいほどロウがついていない部分が表面に5%くらいあるでしょう。

そのくらいのバランスが、ちょうどいい。

ロウがついていない部分は火着けしやすいので、100%ロウでうまってなくていいのです。

ロウがついていな部分が多いと、燃えている時間も短くなります。

2点めは、ロウにある程度の粘度があるほうがいいです。

あまりにサラサラのロウだと、卵ケースから染み出て、流れ出てしまい、卵ケースにロウが溜まりません。

 

7:完成

固まったら完成。

使うたびに卵1個分を切り取って使用します。

最初から全部切り取って、1個1個コンパクトにしてキャンプへ持って行くのもありですが、汚さないためにも卵ケースのフタをカバーがわりに残しておき、使うたびに切り取ることをオススメします。

もしクッション材に100%ロウがかかってしまった場合は、紙の部分に着火すると火着きがいいです。

 

前回の「MYOGる」はこちら!

「MYOGる」アウトドアクッキングギアを使って、ファイヤースターターをミョグる!