シェラカップで作る全国ご当地グルメ
愛知県・味噌煮込みうどんのレシピ
愛知県リスペクト!
具だくさんで極ウマ!
味噌煮込みうどんをシェラカップだけで作り上げるミニマムクッキング!
ソロキャンパーならぜひとも覚えたい、シェラカップだけで作るミニマムクッキングのレシピ特集。
前回のレシピ「目玉焼きトッピング付き焼きそばをシェラカップだけで作り上げるミニマムクッキング」の前編では、シェラカップと呼ばれるカップのベーシックな種類をいくつかご紹介しました。
今回のレシピ「具だくさん味噌煮込みうどんをシェラカップだけで作り上げるミニマムクッキング!」では、そこに登場しなかったちょっと大型なシェラカップ を使用します。
ちょっと大型とはいっても、十分にミニマムなアイテム。
ソロキャンパーでも躊躇せず、手持ちラインナップに加えたいシェラカップだと思います。
なにしろちょっと大型になっただけで、「具だくさんな汁物」レシピを調理できるようになっちゃうんですから。
下準備
まずは下ごしらえということで、一番最初にやっていただきたいのが干しシイタケを水で戻す作業。
本当は半日ほど時間をかけたいとこですが、無理ならとりあえず1時間だけでも放置してみてください。
そのとき使うのがちょっと大型なシェラカップ。
キャプテンスタッグの「ステンレス ビッグシェラカップ630ml」と同型の「ステンレス ビッグシェラスタッキングザル」の2つを使用しました。
干しシイタケからダシが出てきて、これが風味豊かな隠し味となります。
ザルで水分を無駄なく切ります。
硬い石付きを切り落とし、干しシイタケに味がしみやすいよう切れ目を入れます。
シェラカップからこぼれ落ちない程度のサイズに青菜を切ります。
でも多少はみ出したぐらいの大きさが美しいので、シェラカップを見ながら加減が必要です。
使用するしめじの量は、指2〜3本分。
これも石付きを切り落とします。
しめじは入れても入れなくてもどちらでもいいのですが、いい風味を出すので入れときましょうか。
長ネギは2〜3cmだけ使用します。
「そんだけなら必要なさそうじゃん」と思われがちですが、香りづけとしても、見栄えとしても重要な食材なのです。
かまぼこを一切れ。
「これも必要なさそうじゃん」と思われがちですね。
でも見栄えとしても重要な食材だからこそ、わざわざ外側が赤いかまぼこを登場させたのです。
油揚げは1/4枚。
「残ったのはどうすんの?」って聞かれそうですが、無駄をなくしたいなら4杯のシェラカップ味噌煮込みうどんを作ってみてはいかがでしょうか。
加熱調理開始!
親指大にカットした鶏モモ肉を干しシイタケを水で戻したダシ汁に浸し、シェラカップで加熱します。
ダシ汁が沸騰したら、ティッシュやキッチンペーパーでアクをていねいにとります。
ここでは手でティッシュを掴みアクを取ってますが、強烈に熱いです。
手ではなく、箸を使いましょうね。
アクが取れ透明のダシ汁になったら、カツオ節の粉末をサーティワンの試食用スプーンに山盛り1杯入れます。
次に味噌を投入。
使用するのは「つけてみそ・かけてみそ」です。
本当は八丁味噌と白味噌をブレンドし、さらに砂糖やみりんも加えた方がいいんでしょう。
でもここは、アウトドアレシピという不文律な掟を用いて、面倒な調理方法を割愛。
「つけてみそ・かけてみそ」1本で「八丁味噌と白味噌をブレンドし、さらに砂糖やみりん」の行程を削除。
「ライトマイファイヤー スポーク チタニウム」のスプーン山盛り3〜4杯くらいをお好みに合わせて投入。
「お好みに合わせて」といってもやみくもに入れるのではなく、スプーン1杯を入れてはきちんと溶いて、1杯ごとに味見して「まだまだ薄いな・・・」とチェックを重ねてください。
いよいよメイン食材です。
煮込みますので、なるべくコシのあるうどんを使ってください。
ヤワいうどんでもOKなのですが、愛知風ならコシは重要です。
ひと煮立ちしたら一旦火を止め、具材を盛ります。
下準備で登場した長ネギ以外の具材を全部入れちゃってください。
ここでもうひと煮立ちさせ、また火を止め長ネギを投入。
長ネギにバーナーで焼き色をつけます。
このちょっとしたひと手間で、芳ばしい長ネギの香りが広がりをみせるのです!
ここで使用したのは「SOTO 炙りマスタープチ KC-401WH」です。
点火、消火はトリガーをカチッと操作するだけのワンアクション。
焼きをピンポイントで狙いやすく、燃料は経済的なカセットガスから充填できるというスグレモノなのです。
最後に、センターポジションにタマゴを落とします。
伝え忘れてましたが、具材を盛る際に、タマゴを落とす位置を考えながら盛った方がバランスよく仕上がります。
なにしろシェラカップ という小さな器。
端にタマゴを入れると、こぼれ落ちてしまう可能性があるからです。
そしてタマゴの白身が固まる程度にひと煮込んだら完成です。
今回のように火をつけたり消したりという作業を繰り返す場合、ストーブとボンベが別体式の「SOTO レギュレーターストーブフュージョン ST-330 」は安定性が高く、とても便利です。
いざ実食!
タマゴの黄身を割るタイミングって悩みますよね。
本当は最後の方まで黄身を割らずにとっておきたい性格なのですが、画像として割ってる方がいい感じなので、泣く泣く最初に割りましたよ。
「つけてみそ・かけてみそ」は甘めな味なので、あとはお好みに合わせて七味などを加え調節してみてください。