ダッチオーブンで作る
チャーシューのレシピ中編
コラーゲンのプルプル感がすごい!
家でもキャンプでもダッチオーブンで簡単!
1度で3度おいしいチャーシュー中編!
漢字で書くと「焼豚」となのに、市場で見るほとんどのチャーシューがまったく焼いていないから驚きです。
そしてワタクシ、アマキンがご紹介するチャーシューレシピの第1形態もやはり「蒸し豚」なので焼いてありません。
前回の「家でもキャンプでもダッチオーブンで簡単! 1度で3度おいしいチャーシュー」のレシピ前編によってギアの下準備、材料の仕込みまで終わってますよね。
では早速、第1形態の「蒸し豚」となるべく、蒸し調理の行程へと進んでいきましょう。
蒸し調理!
下準備しておいたダッチオーブンに、肉を入れます。
オーブンペーパーで軽く包み込みます。
あくまでも軽くです。
ベタッとならないように注意してください。
これから蒸しに入りますが、12インチの大きなダッチオーブンなので水は100mlくらいが適量。
調理中、豚からも水分と脂分が抜け出てきます。
入れる水が多いと、調理で出た水分と脂分が底網を超え、部分的に煮えて水分がさらに抜け落ちたチャーシューとなってしまいます。
逆に入れる水が少ないと、鍋が焦げ付きダッチーブンの手入れが面倒になるだけでなく、脂の焦げた匂いがチャーシューについてしまいます。
なのでキッチリと軽量してください。
計量には、チャムス ブービーシェラカップ210ミリリットル がとても便利です。
バーナーを着火します。
SOTO レギュレーターストーブフュージョン ST-330 は SOTO ステンレスダッチオーブン 12インチ ST−912 を使用して大丈夫なほど頑丈なゴトクを備え、なおかつストーブとボンベが別体式なので大型鍋でも安全に調理できるのです。
最初はMAX火力で。
フタから蒸気が出てきたら、弱火にして20分加熱します。
20分経ったら火を止め、手でダッチオーブンを触れるくらいまで冷めるまで放置してください。
この間、どんなことがあってもフタを開けるのはNGです。
第1形態の仕上げ!
SOTO ステンレスダッチオーブン 12インチ ST−912 は蓄熱性がいいので、手でダッチオーブンを触れるまで夏場は1時間くらいかかります。
ダッチオーブンが冷めたところでチャーシューを取り出します。
タコ糸の緩みから、肉がずいぶんと縮んだことが伺えます。
縦糸を解き、チャーシューの両端を厚めに切り落とします。
ちなみにまな板がわりに使っているのは、開いた牛乳パックです。
なにしろ背脂の脂分がほとんど抜け落ち、コラーゲンだけが残った状態でプルプル感がすごい!
ここでまな板を使ったら、洗っても洗ってもコラーゲンのプルプルが落ちてくれないんです。
牛乳パックは使い終わったら捨てられるので、こんなお料理シーンにとても役立ちます。
この両端が、3種類に変化するチャーシューの第1形態です。
両端はほとんど背脂がなく、ゴツゴツした食感。
粒マスタードやピクルスなど、あっさりした付け合わせと一緒に食べるとさらに味が引き立ちます。
第2形態に変化!
さて、第1形態によって両端を切り落としたチャーシューのブロックがありますね。
そのチャーシューを厚めにスライスして第2形態を作っていきます。
まだ肉のくっつきが弱いので、タコ糸は肉をスライスする分だけ解くようにしてください。
まあ、ほとんどコラーゲンしか残っていない背脂がフニャフニャしたこの状態では、薄く切ろうにも薄くは切りにくいというのが正直なところ。
なので、現状で薄くスライスできる限界の厚さって表現が正しいんでしょうか。
数値化すると、7〜8mmくらいですかね。
まな板がわりに使っているのは、前回もご紹介した開いた牛乳パックです。
そしてスライスできたらスキレットなどに移し替え、焼きを入れます。
焼きには SOTO 炙りマスターPro KC-800 を使用しました。
片手ではスキレットを持ち、もう片手でバーナーを操作するんですが、SOTO 炙りマスターPro KC-800 はトリガーを引くだけで着火きるのでとても便利なアイテムです。
この作業は焦がすことで香りも出るし、同時にチャーシューを温め直すこともできるのです。
一緒にパプリカなんかも炙ると、いい感じの付け合せになります。
この第2形態はワサビ醤油で食べると背脂のしつこさも消え、さっぱり食べられます。
そして第3形態は次回、「1度で3度おいしいチャーシュー」のレシピ後編にて!