「生食パン」をダッチオーブンで作る
秘密のレシピ前編
ダッチオーブンで作れば、アウトドアでも焼きたてが味わえる!
甘みとくち溶けが別格!
大人気の生食パンもダッチオーブンで簡単に作れちゃう!前編
世の中、空前の「生食パン」ブームみたいですね。
コロナ禍においても、わが街に「生食パン」専門店がオープンし、毎日昼過ぎには「本日分完売しました!」のノボリが立ってます。食パン1本にしぼった経営なのにすごいですよね。
生食パンの独特なの風味と食感。
言い換えれば、甘みとくち溶けですか? 既存の食パンとはまったく違う生地に虜になっちゃうみたいです。
特に焼きたては超やわらか!
軽く引き裂け、口に入れた瞬間溶けてなくなるんですから、まるで綿アメのようです。
その秘密は従来の食パンと違って、「腰折れ」と呼ばれるギリギリのやわらかさにあるようです。
ワタクシ、そのギリギリのやわらかさをダッチオーブンで表現する方法を開発しました。
ダッチオーブンで「生食パン」を作れるということは、あの焼きたてふわふわの状態を家でもキャンプ場でも味わえるということ。
自分だけの秘密にしておくのはもったいないので、「生食パン」をダッチオーブンで作る方法を公開しちゃいます!
下準備!
生地の「風味(甘み)」と「食感(口どけ)」。
従来のパン作りの常識とはまったく異なる新しい製法で作られているとされる「生食パン」ですが、言葉って言いようですよね。
「まったく異なる新しい製法」って、どこまで違えば、まったく異なると表現していいものなのか?
「生食パン」にもいろんな種類があり、お店ごとに製法や分量は異なるでしょうが、ベースとなるのは小麦粉を使った「パン」なのです。
ベースとなる小麦粉もこれまでのパン作りとはちょっと違います。
ここでは強力粉200gに対して、超強力粉100gの割合で用意します。
強力粉200gは チャムス ブービーシェラカップL で300mlのライン、超強力粉100gは チャムス ブービーシェラカップL で150mlのラインです。
まずは半分の粉をボウルで混ぜ合わせます。
このダッチオーブン企画ではお馴染みとなった、ボウルとしてアウトドアクッカー、 SOTO ナビゲーター クックシステム SOD-501の大ナベを使います。
そこへドライイーストを6g、 ライトマイファイヤー スポーク チタニウムのスプーン1杯分を投入。
続いて塩を3g、 ライトマイファイヤー スポーク チタニウムのスプーン1/2杯分を投入。
ここからが普通のパン作りとは違うところですが、砂糖の代わりに蜂蜜を使います。
ライトマイファイヤー スポーク チタニウムのスプーン5杯分。およそ30gの蜂蜜を投入。
さらに生クリームを50ml。
牛乳を180ml注ぎ入れます。
これをダマができないように混ぜ合わせます。
ねっとりした焼く前のパンケーキ生地のようになったところで、残っていた粉を混ぜ合わせてください。
軽く混ぜ合わさったところで、分量外の粉を敷いた台に生地を移します。
生地を少し練りこんでフラットになってきたら、バターを30g入れます。
体温でバターを溶かすようにしながら、生地をよく練りこんでください。
普通のパンよりかなりベタつく感じがすると思うので、ゴム手袋は必須ですよ! 生地をこねる時間は、ベタつきがなくなるまでです。
生地にベタつきがなくなったらボウルに分量外のバターを塗り、1次発酵させます。
1次発酵ではこのダッチオーブン企画でお馴染みとなったシャワーキャップを使用。
生地の水分が蒸発しないようにカバーするのです。