狙ったジャストサイズ!
グランドシートをDIY
ジャストサイズのグランドシート!
自分好みにカスタマイズ!
失敗を恐れないDIY!
「買うと高価なグランドシートをリーズナブルに手に入れる!」と銘打ってDIYしてみた前回ですが、まんまと失敗しました。
いや、失敗じゃないけど、色々と使い勝手が悪い・・・。
そこで今回こそ、完璧なグランドシートを作りたいと思います。
ステップ1:図面作成
まずは前回のおさらいから。
インナーテントの床面は220×290cm。
グランドシート制作のためホームセンターにて【規格】2.7×3.6サイズのビニールシートを購入。
ビニールシートの実際のサイズは約255×350cm。
インナーテントの床面220×290cmより、もちろん大きめ。
ビニールシートの4辺を15cmずつ折り返し、バスタブ型にしても床面は225×320cm残る。
計算上は完璧なはずでした。
ですが、テント本体のサイズを計算に入れてませんでした。
テントサイズは450×300cm。
つまりグランドシートを横長に使えばテントからはみ出してしまうし、縦長に使えば足りなかったのです・・・。
そこで、テントサイズを考慮したグランドシートの図面を改めて作成します。
インナーテントの長辺290cmに対し、グランドシートは295cmに設定。
テント本体が300cmだから、きちんとフライシート内に収まってます。
インナーテントの短辺220cmに対し、グランドシートは靴を楽に脱ぎ履きできるスペースを確保し260cmに設定。
テント本体は450cmだから、こちらもきちんとフライシート内に収まります。
つまり、グランドシートの床面は295×260cmで、さらにバスタブ型に4辺を15cmずつ折り返すので325×290cm以上のビニールシートを用意する必要があります。
そこでアマゾンで購入したのは「萩原工業のターピーODグリーンシート」3.6×5.4サイズ。
厚さは前回同様、#3000です。
その理由は、前回のお話の「厚さはどのくらいがベスト?」を参照してください。
こちらは日本製を謳っているだけあって、表面が滑らかでシートとして使うにはもったいないくらい非常にクオリティが高いです!
だから今回のグランドシートで余った端材で「縫わないバッグ」なんかも作ったりしてみました。
これはとても使い勝手がいいので、この外出自粛期間に、ぜひDIYしてみてはいかがでしょうか。
ステップ2:採寸
シート生地に図面を写すわけですが、製品でジャマなのがハトメ。
このハトメを切り落とす設定で作図していきます。
作業は定規を使ってきちんとかいてくださいね。
325×290cmラインの外側と内側4cmにもラインを引きます。
自分のテントにグランドシートをDIYしようと思ったら、インナーテントの床面に対し、15センチの立ち上がりを4辺に、さらに糊代として外側に4cmをプラスするという考え方です。
内側にも線を引くのは、マスキングをするためのアウトラインです。
ステップ3:裁断
作図通りにシートをカットします。
そして四隅を合わせやすいように斜めにカット。
つまりこういうことです。
ステップ4:マスキング
「縫わないバッグ」を実践した方はおわかりでしょうが、接着剤がはみ出さないように、ラインに沿ってマスキングします。
ステップ5:接着
「縫わないバッグ」同様に、この「ジャストサイズのグランドシート作りも縫いません。
ポリエチレン製のビニールシートを接着するので、溶剤系の接着剤を使います。
ステップ6:貼る
接着剤を塗って数分時間を置き、貼り合わせます。
置く時間は接着剤に記載してある乾燥時間を目安にしてください。
置く時間が短いと貼り直しが効くのではじめて使う場合には有利ですが、そのかわり貼り直すと手などに接着剤がついて大変なことになります。
置く時間が長いとベタつきがなく一発で決まりますが、シワがよってしまった場合など、貼り直しが大変です。
ステップ7:マーキング
接着し二重になっている部分にスナップボタンを取り付けるのですが、その位置を端から15cmに設定しマーキングします。
ステップ8:穴あけ
前回はアイスピックでスナップボタンの穴あけをしましたが、レザーポンチがあると断然に楽です。
ステップ9:ボタン装着
こちらも前回同様、穴にスナップボタンを装着。
工具のいらないスナップボタンを使用しました。
4隅に合計8箇所のスナップボタンを設置。
スナップボタンのオスメスが合うように注意して取り付けてください。
これで完成です。
使用してみる
完成したグランドシートを実際に使用してみます。
シートを敷いてからインナーテントを設営。
ハトメがないとコーナーがきっちりと立ち上がります。
インナーテントの外側にシューズを脱ぎ履きできるスペースがあると、とても便利です。
テント純正品のグランドシートって製品クオリティは高いですが、こういった痒いところに手が届く配慮がなされていませんよね。
しかもスナップボタンのオスメスを交互に設置しておくと、収納するときも角が合うのでコンパクトにできます。
そんな自分なりのアイデアを盛り込めるのが、DIYの醍醐味です。