ミシン初心者でも簡単!
ポールバッグのDIY前編
素材選びがキモ!
ミシン初心者でも簡単でもエモく萌えに作れる!
止水ジッパーのポールバッグをDIY/前編
キモの話からはじめます!
いきなり「キモ」なんてワードの見出しですが、「キモい」ほうじゃなくて「エモい」ほうの「キモ」ですからね。
作り方を解説する前に、キモの話からはじめちゃいます。
手作りのバッグなんて、園児がママに作ってもらったファンシーな感じのバッグを想像しちゃうかもしれませんが、重要なのはカラーリングと素材です。
カラーは好みなのですが、でもカッコよく作るためにカラー選びはひとつのポイントとなります。
まず失敗がないカラーは「ブラック」。
アウトドアで流行りの「サンドカラー」や「オリーブカラー」などの渋アースカラーもハズシが少ないです。
逆に生成りとかは非常にセンスが出てしまうカラーで、そこに合わさるベルトなどのカラーやパーツなどによって、アウトドアテイストから大きく外れていく可能性を底知れず持っているのです。
逆に素人手作り品にも関わらず「アウトドアショップで買ったんでしょ!」と思わせるほどグレードをアップさせるパーツというのも存在します。
それが止水ジッパーです。
本来、止水ジッパーをミシンで縫っているようでは、その性能を引き出せません。
止水ジッパーは読んで字のごとく「水を止めるジッパー」です。
縫ったのでは、ミシン穴から水がダダ漏れ。
本当は縫うのではなく溶着し、縫い目がないことで防水力を発揮するのですが、キャンプ場ですれ違っただけの人なら、そこまではフツーに見えません。
さりげなく使ってれば縫ったことをバレず、買ったアイテムのごとくカッコよさを放ってくれるでしょう。
ステップ1:図面作成
今回はなんだか増えてしまうポールの収納バッグを作ります。
ポールは濡れてもなんら困るギアではないので、今回の溶着ではない縫製した止水ジッパー仕様のバッグに最適です。
それではいつものごとく、図面を作成。
高級なタープには、大概ポールがセットになってませんよね。
その理由は、ポールまでセットに含めるとものすごく高価になってしまい、「買い控えるのでは?」というメーカーサイドの思惑だと感じています。
まあ仮にタープに2本のポールがセットが含まれてたとしても、張り方アレンジのため追加ポールが必要になったり、テントのトビラをタープとして張り出す場合にこれまた追加ポールが必要だったり・・・と所有ポールは増えていくもんです。
それでいて収納バッグはないのが現状。
今回DIYするバッグの長さは、入れたいポールの長さに準じ、そこからプラス2センチに設定してください。
さらに幅20センチ、高さ10センチに設定すれば、だいたい24本くらいのポールが軽く入ります。
4本繋ぎポールなら6セットってことですね。
図面に赤字で書かれたのは縫い代です。
ミシン初心者を対象に、2センチと設定しました。
ステップ2:マーキング
図面に沿って、生地の裏側にマーキングしていきます。
本体とは違う色のチャコペンで縫い代をマーキングしておくと、次のステップが簡単です。
ステップ3:裁断
はじめてバッグを作るときって、だいたい裁断でミスるもんです。
線が複雑であるほど完成形を想像しやすいのですが、一方で裁断ミスも起こしやすいのです。
そこで、裁断すべきカット線を違う色のチャコペンにすれば、ミスも防げます。
ステップ4:ジッパー縫製1
いきなり最大の山場がきましたよ。
止水ジッパーはデザイン上のキモ。
エモで萌えな止水ジッパーですが、表面がコーティングされてる生地なので、縫い直すと針穴が気になります。
ミシンによる針穴なんて、気にしなければ気にならない程度で、縫い直したのを知らない人はまったく気づかないほど微細なんですが、製作者は絶対に気にします。
なので、ここは慎重に、自分の限界に近い速度で「早縫い」設定。
というのもミシンって、早いほど真っ直ぐ縫え、遅いほど曲がってしまうものなのです。
止水ジッパーと生地のセットの仕方が初心者には難しいと思うので、図解説明しておきます。
青が止水ジッパーで赤が生地です。
止水ジッパーと生地は表面が合うようにセットし、ミシンを止水ジッパーの裏側から通すように縫製します。
ステップ5:ジッパー縫製2
ジッパーの両側が縫えたらジッパーを割いてください。
先ほど縫製した箇所で生地を折り返し、ジッパー再び裏側から通すように縫製します。
ここも初心者には理解が難しいと思うので、図解説明しておきます。
ジッパーの両側を縫製できれば、もう最大の山場を超えましたよ!