ダッチオーブンで作る
ポークリブのレシピ公開
生のとき見たらゴツイけど、調理後の見栄えはすごい画力を持ってるポークリブ。
食べればおいしいポークリブ。
リブ=肋骨。そんで肋骨についてるお肉はバラ肉。
売ってたら即買い!
正体は豚バラなんですから、ポークリブっておいしいわけですね。
でも作るのがちょっとめんどくさそうってのが見た目の感想。
だけどダッチオーブンを使えば超簡単に調理できちゃうんです。
とはいえ、なかなか売っていないのがポークリブ。
コストコに行けば強烈にデカいポークリブが売ってますが、フツーのスーパーで見かけることってあまりない。
だからこそ売ってたら即買いで!
ではさっそく調理を開始しちゃいましょう。
下準備
まあなくてもいいんですが、あったらカタチを崩さずダッチオーブンから取り出せるっていうのがオーブンペーパー。
でもそのまま使うんではなく、ちょっとした加工が必要です。
まずはポークリブを十分に包めるくらいの大きさにオーブンペーパーを切ります。
そんで1.5cm幅くらいにオーブンペーパーを細長く折ります。
それをポンチっていうんですか?
穴をあける文房具。
細長く折ったオーブンペーパーに穴をあけていきます。
1穴ポンチでも2穴ポンチでもOKですが、2穴ポンチの方が作業が2倍早いですね。
穴があいたらオーブンペーパーを広げ、底編みをセットしたダッチオーブンの中に敷きます。
今回使用するダッチオーブンは、SOTO ステンレスダッチオーブン 10インチ デュアル ST−910DLです。
調理開始!
オーブンペーパーの上にポークリブを置き、ふわっと軽く包み込みます。
ピタッとくっつけないのがポイントです。
そしたら水を注ぎます。
調理すると肉からも水分が出るので、最初に多く入れすぎると肉がビシャビシャな仕上がりになります。
かといって水が少なすぎても調理開始直後に出る肉汁がダッチオーブンに焦げ付き、肉全体に嫌な匂いがしみついてしまうのと、ダッチオーブンのお手入れも面倒になります。
なので10インチサイズくらいのダッチオーブンなら100mlくらい、鍋底全体に水がいきわたるくらいが適量です。
ダッチオーブンをバーナーの上にセットし、フタをします。
今回はバルコニーでの調理ということでアウトドア用のバーナーを使用しました。
ダーチオーブンは大型の鍋ですので、ストーブとボンベが別体式で距離を稼げる「SOTO レギュレーターストーブフュージョン ST-330 」を使いました。
着火して1〜2分は強火で、その後トロ火にして10分加熱します。
キッチンにあるコンロでもSOTO ステンレスダッチオーブン 10インチ デュアル ST−910DLを使用しすることができます。
実際にキャンプで作る、あるいはキャンプ気分で庭やバルコニーで作る、普段の献立としてキッチンで作る。
楽しみ方はそれぞれですが、場所に適した器具を使いましょう。
ベンチタイム
10分のトロ火加熱が終わったら、火を消してそのまま10分間放置します。
ダッチオーブン内に残った圧力と温度を利用して、10分間のベンチタイムで熟成調理を進めます。
そうすることで肉が骨から外れやすく、それでいて型崩れしにくいポークリブに変わります。
そしてこのベンチタイムを利用して、ソースを作ります。
400gのポークリブに対して必要なのは、マーマレード。
甘さ控えめな自家製のマーマレードを使用したので、小さじ2にしていますが、市販されている甘いマーマレードなら小さじ1くらいで十分ではないでしょうか。
ケチャップを小さじ1。
中濃ソースを小さじ1。
味噌を小さじ1。
ニンニクひとかけすりおろします。
このドロっとした状態で練り合わせます。
最後に小さじ2の醤油を入れてやわらかく溶いていきます。
10分間のベンチタイムを置くことで、ダッチオーブンのフタをあけても、ほとんど湯気は出ません。
最後の仕上げ
オーブンペーパーをしっかりと掴み、ポークリブをダッチーブンから取り出します。
だいぶ冷めてはいますが、念のためグローブなどを着用しましょう。
取り出したポークリブをダッチオーブンのフタへ移します。
ポークリブのカタチを崩さないようにオーブンペーパーをていねいに抜き取ります。
ポークリブを乗せたフタを、ダッチオーブンの上に重ねます。
フタを裏返して乗せても安定した状態にできるのがSOTO ステンレスダッチオーブン 10インチ デュアル ST−910DLの特長です。
ベンチタイムで作ったソースをまずは片面に満べんなく塗ります。
それをバーナーで炙ります。
使用したのはSOTO 炙りマスターPro KC-800です。
トリガー式で引けば着火、離せば消火。
指先だけでコントロールできるスグレモノです。
全体的に焼き目がついたら裏返します。
反対側にもたっぷりとソースを塗ります。
側面に塗ることも忘れずに。
そして焼き目をつけます。
ダッチオーブンを重ねて作業した理由ですが、SOTO 炙りマスターPro KC-800はとてもコントロールしやすい安全な製品であっても、テーブルの上で作業する上で念には念を入れ、燃えやすいものから遠ざけたかったからです。
特にポークリブの側面にも焼き目を入れたりする際、ついつい空間認識を忘れがち。
安全に安全を重ねてこそ、楽しい時間が長続きします。
ポークリブに焼き目がついたら、マーマレードのあまみと味噌の焦げる芳ばしい香りがあたりに広がります。
本当に簡単でおいしい料理ですので、ぜひお試しを!