ダッチオーブンで作る
全粒粉パンのレシピ前編
ツブツブも見えてワイルドな感じ!
ダッチオーブンで作るヘルシーブレッド!
健康志向で見栄えもいい全粒粉パン!前編
今回はダッチオーブンで、グラハムブレッドとも呼ばれる健康にとってもいい全粒粉パンを作ってみたいと思います。
えっ?! グラハムブレッドなんて知らない?
なんでもグラハム博士が全粒粉の栄養を発見した・・・発見っていうのかな?
とりあえずグラハム博士がその栄養価を見抜いたから、全粒粉を用いたパンをグラハムブレッドと呼ぶようです。
じゃあ、「そもそも全粒粉ってなんだ?」って話ですよね。
パンを作るのに、一般的に小麦粉を用いますよね。
小麦粒は表皮、胚芽、胚乳からなっていますが、その胚乳だけを製粉したものを小麦粉といいます。
そして表皮、胚芽、胚乳の全部、小麦の粒を丸ごと製粉したものが全粒粉なのです。
ミネラルが豊富で、特に小麦の胚芽にはビタミンB群、ビタミンEが多く含まれていることを発見したのがグラハム博士だったそうです。
だから全粒粉はヘルシーだし、ツブツブも見えてワイルドな感じが見栄えいいし、「小麦の粒を丸ごと食べてる」なんていうと無駄もなさそうで聞こえまでいい!
そんな全粒粉パン作りです。
下準備
10インチのダッチオーブンにジャストサイズな全粒粉パンを作っていきたいと思います。
まずは全粒粉を50cc用意します。
次に強力粉を150cc用意します。
全粒粉パンと言いながら、すべてが全粒粉ではないんです。
しかも全粒粉より強力粉の方が多め!
というのも、すべてを全粒粉にすると初心者のパン作りにはかなりハードルが高めだからです。
おいおい、全粒粉100%のパン作りも公開していきますので、お楽しみに。
ちなみに軽量に使っているのは、チャムスのブービーシェラカップ210ミリリットルです。
全粒粉と強力粉を混ぜます。
まずはパンが膨らむチカラとなるイーストの成長に欠かせない栄養素となる砂糖を8g加えます。
さらに味を締める塩を3g入れます。
しょっぱい味が好きだからといって、塩を多めにするのはNGデス。
なぜかというと塩はイーストの成長を妨げるからなのです。
そしてドライイーストを4gを入れます。
粉のかたまりを崩すよう、ていねいにかき混ぜます。
ところで、チャムス ブービーシェラカップ210ミリリットルは一般的な計量カップと違い、スタッキングできるから超便利!
キッチンの引き出しの中ではもちろん、キャンプへ持っていくのもジャマにならないんです。
ドリンクを飲むのにも、計量するのにも使えるアイテムなのです。
次の作業は、まず体温より少し高めのぬるま湯120ccにバター6gを溶かします。
チャムス ブービーシェラカップ210ミリリットルは、料理撮影にも向いてるので何個でも欲しくなるのですが、とりあえずこの料理中、洗いながら2個だけでまわしているのです。
バターのかたまりを完全になくなるまで溶かしてください。
バターが溶けたら、1/3だけ粉に投入。
粉に混ぜ合わせます。
ダマになっている粉に再びぬるま湯バターを1/3投入。
粉に混ぜ合わせます。
残っているぬるま湯バターをすべて投入。
分離しているところがなくなるまで混ぜます。
1次発酵までのプロセス
ちなみにボウル代わりに使っているのはチャムス ブービーシェラカップ1リットルです。
ボウルと違って持ち手がついているので、こんなふうにかき混ぜ作業も楽々。
分離しているところがなくなったら、強力粉(分量外)をまぶした台の上に生地を移します。
生地を折り込むようにして、よく練ります。
生地が耳たぶくらいの固さになったら、材料が残らないようにカードでていねいに剥がします。
生地を引っ張り、表面がのびたら後ろ側にまわすようにしてカタチを丸く整えます。
1次発酵させますが、2倍くらいの大きさまで膨らみますので、容器は十分な大きさを確保してください。
生地が乾かないように、表面に薄くバター(分量外)を塗ります。
発酵の際、一般的にはラップを用いますが、それだと毎回毎回ゴミが出ます。
そこでラップ代わりにオススメなのが、ビジネスホテルなんかの部屋にアメニティとして置いてあるシャワーキャップです。
シャワーキャップは1回の料理どころではなく、洗って繰り返し数回使えるほど耐久性があります。
そのシャワーキャップを容器に被せ、暖かい場所で放置します。
パン作りに限らず、ラップをつけたり外したりといったことを繰り返す場合、ワタクシは家でもアウトドアでもシャワーキャップを使用してます。
なので出張の際には必ず、シャワーキャップを持ち帰るよう心がけているのです。
ベンチタイムまでのプロセス
1次発酵が進み、2倍くらいの大きさまで膨らんだら生地を潰してガス抜きをします。
パン生地が1次発酵前の大きさに戻ったら、ベンチタイムの準備。
コットンキャンバス地などの厚めの布を水に浸し、よく絞って広げます。
カタチを丸く整えます。
パン生地をコットンキャンバス地で包みます。
乾燥を防ぐため、さらにシャワーキャップで覆います。
なるべく涼しいところでベンチタイムに入ります。
2次発酵前に、イーストを30分休ませるのです。