ダッチオーブンで作る
牛すじカレーのレシピ
ダッチオーブンは煮込み上手な三ツ星シェフ!!
牛すじトロッ! 野菜ゴロッ!
家でもキャンプでもダッチオーブンで作るカレーは最高!
プロのシェフが作った料理は、やっぱりおいしいですよね。
腕もあり、材料を厳選し、手間暇かける。
そりゃあ、おいしいはずです!
でもダッチオーブンだって負けてませんよ。
腕がなくても簡単な手順を覚え、手間はかけないけど時間はたっぷり置き、材料を厳選すればプロ顔負けの煮込み料理が完成!
ダッチオーブンは煮込み料理上手な三ツ星シェフなんです。
その煮込み料理上手っぷりを一番発揮できるのがカレー。
素材が硬いので、とろ火でじっくり煮込まなきゃ柔らかくならない牛すじだって簡単にトロトロ!
大ざっぱに切ったゴロゴロした野菜も歯がいらないほどトロトロ!
具材の旨み成分が溶け出してるので、市販のルーを使ったカレーでもダッチオーブンがあればグンと格上に!
そんな、「牛すじトロッ! 野菜ゴロッ!」なカレーの作り方をご紹介します。
仕込み!
ニンニクは殻つきのまま、根の部分を切り落とします。
そしてナイフの腹を使い押しつぶす。
すると殻が「ペロッ」と剥けてくれます。
玉ねぎは大ざっぱにカット。
ニンジンも大ざっぱにカット。
じゃがいもの芽はていねいにとってください。
しかしカットするのは大ざっぱに。
すべては野菜ゴロゴロ感を出すためです。
牛すじなら、和牛でもリーズナブルに手に入る部位。
それでいて激ウマ!
安さの原因は、柔らかく煮込むのに手間暇かかるのでシロートには敬遠され、供給過多ってことなんでしょうね。
でもダッチオーブンなら簡単に柔らかく煮込めます。
噛んだときのトロトロ感を楽しみたいので、「ひとくちではちょっと大きいかなあ」というくらいのサイズにカットします。
調理開始!
オリーブオイルを鍋底にうっすら行き渡るくらいに注ぎます。
キャンプあるあるですが、夕飯にカレーを作り、翌日もまたカレーを食べようと多めに作ることってありますよね。
そこで登場するのが、大鍋の代表格である鋳鉄製ダッチオーブンだったりすると悲惨。
翌日は錆が浮いて、真っ赤なカレーになってたりします。
そこで今回は錆にも強い SOTO ステンレスダッチオーブン 8インチ ST−908 を使用します。
8インチ なのでコンパクトですが、とはいえカレーなら8人前くらいは1度に作れ、しかも翌日に錆が浮いてる悲劇も避けられちゃうんです。
バーナーを着火し、強火に。
ストーブとボンベが別体式のSOTO レギュレーターストーブフュージョン ST-330 なので、大鍋でも安心。
しかも重いダッチオーブンにたっぷりの具材が入ったカレーでも、レギュレーターストーブフュージョン ST-330 はゴトクがしっかりしてるので安定感があるのです。
和牛の牛すじ肉を800g投入!
軽くかき混ぜ、オリーブオイルに馴染ませます。
割っただけのニンニクを投入。
それでものちに溶けてなくなります。
牛すじ肉に軽く火を通します。
牛すじ肉が色づいたら野菜を投入。
ダッチオーブン料理は手間をかけないのが醍醐味。
野菜を入れる順番なんて、どうでもいいです。
ダッチオーブンには無水鍋と同じ効果があるので、単なる煮込みなら野菜から出る水分だけで調理可能なんです。
でも、今回作るのはカレーですからちょっとは水を入れておきましょうか。
野菜が隠れない程度に水を入れ、最後に洋風煮込みの定番隠し味「ベイリーフ」を加えます。
フタをして、中火に。
フタの隙間から蒸気が出たら、具材をかき混ぜます。
かき混ぜたらフタを開けたまま強火に。
すぐにポコポコと水分が沸き立ち、みるみるうちに水分が増えてくるというか、具材が沈んでいくでしょう。
そこへ市販のカレールーを投入。
パッケージに水の量の記載があると思いますが、先ほど説明した通りダッチオーブンには無水鍋と同じ効果があり、具材からも水分が出てきます。
なので投入した水とルーの比率が合いません。
投入した水が表記量に対してルーは2倍くらい、ドロっとしたカレーが好きなら3〜4倍がいいでしょう。
ルーが溶け、なお湧き上がったなら、フタを閉じてバーナーを消火します。
順番を間違わないように!
フタを閉じ、バーナーを消火の順です。
ステンレスダッチオーブンは蓄熱性がいいので、この余熱だけで煮込みの熟成が進むのです。
ステンレスダッチオーブンを手で触れるくらいまでになったら、もう牛すじもトロトロなタイミング!
でもさすがに触れるくらいまで冷めてるより、カレーは温かい方がおいしいですよね。
そしてこのタイミングでシメジなど、キノコ類も投入。
野菜と一緒に入れると、溶けてなくなっちゃうからなんです。
キノコ類も入れたことだし、ちょっとだけ加温します。
中火くらいで温め直したら完成です!
牛すじはひと晩くらい煮込んだんじゃないかってくらいトロトロ!
野菜もゴロゴロした存在感があるのにスプーンで押しつぶせるほどトロトロ!
休日に、ぜひ挑戦してみてください!