シェラカップで作る全国ご当地グルメ
青森県・せんべい汁のレシピ
青森県リスペクト!
おやつが食事に変化するせんべい汁はアウトドア最強グルメ!
ソロキャンプでも、家でも実践したくなるせんべい汁のウルトラライトレシピ!
ソロキャンプに挑戦してみたい、ソロキャンプのレシピを増やしたいっていう方、多いんじゃないでしょうか。
そこでソロキャンプでも、おうちでも実践したくなるレシピをご紹介していきたいと思います。
ソロという設定なら、究極はシェラカップだけで作り上げるミニマムクッキング。
第1回目となるウルトラライトレシピは肌寒くなるキャンプの夜に最適な青森の郷土料理、せんべい汁に挑戦。
まずはせんべい汁の下準備
下準備を進めながら材料を紹介していきます。
シイタケは香りが主張するくらい。
だからといってシェラカップの体積、1/4を超えないくらいの量に。
ニンジンは彩の大きなポイント。
好き嫌いをせず、カッコいいと思えるバランスの量に。
そして火が通りやすいよう薄切りに。
長ネギは味のアクセントになります。
シェラカップレシピなら適量は小指くらい。
キャンプ料理において生肉類のカットは一番最後というのが絶対守るべきルールで、日本国憲法にも記されているはずです。
ここで使用するのは鶏肉で、ボリューミーに親指2本くらい入れちゃいましょうか。
最後に切って最初に茹でる
一番最後に切った鶏肉を茹でます。
水の量はシェラカップ半分。
シェラカップは下すぼまりなので、水量は半分でも、カップのラインでは半分以上になります。
今回はキャンパーに大人気で、所有率がもっとも高いと思われるアウトドアストーブ、SOTO レギュレーターストーブ ST-310を使用しました。
ちなみにSOTO レギュレーターストーブ ST-310は屋外専用です。
家の中、テントの中、車内での使用は厳禁。
家でこのレシピをSOTO レギュレーターストーブ ST-310にて実践する場合には、ベランダや庭など家の外で、また周囲に燃えやすいものがないことを確認して使用してください。
そして調理の話に戻すと、フタはパイナップル缶を切ったモノでも、なんでもいいです。
カップが小さいのでフタがなくてもすぐ茹でられるのですが、アウトドアだと空気中に舞ったホコリが入りやすいです。
場所によってホコリはスパイスともなるようで「アウトドアの料理すると、うめえなあ」という話をよく聞きます。
なので、自己責任で調整してみてください。
アクが浮いてきたら、キッチンペーパーで水面上をなぞれば「アラ不思議!」、アクが取れてクリアな状態なります。
具材を入れて煮込む
下準備でカットした具材を全部入れます。
といっても、すでに鶏肉は入っているので、残りはシイタケとニンジンと長ネギだけですね。
味付けはカツオ節を粉砕したパウダー状のモノを、サーティーワンの試食用スプーン1杯。
そして最後に、「南部せんべい」を落としブタとして使用します。
色々調べて見ましたがトラディショナルな「せんべい汁」の場合、煮崩れしにくい「せんべい汁用の南部せんべい」を使用するようです。
でもソロキャンプの場合、さっさと煮崩れして欲しいので、フツーの「南部せんべい」の方がベターだと思います。
吹き出さないように、軽く火力調節してください。
そのうち「南部せんべい」に汁が染み込んできて、沈没しそうになります。
実際には下に具材があるので、簡単には沈没しません。
「南部せんべい」全体に汁が染み渡ったら完成です。
いざ実食!
ベースとなる味付けはカツオ節を粉砕したパウダーだけでした。
これだけでも、鶏肉から出た脂、カツオ出汁、「南部せんべい」の黒ゴマが効いてていい感じですが、病院食ほど薄味です。
あとはお好みで砂糖でも醤油でも、完全支配されない程度を入れて調整してください。