ダッチオーブンで作る
フォカッチャの基本のレシピ公開
「パンって、何回か発酵をさせないといけないし、しかもあいだにクーリングタイムとかあって難しそう!」なんて声も聞こえてきますので、まず簡単なレシピから。
発酵いらず! 30分でパン作り!
「発酵いらず30分で作れる」というお手軽なテーマのもと、イタリアを代表するパン、フォカッチャを作りたいと思います。
30分で作れるなら、寝坊してしまったキャンプの朝とかでもチャチャッと作れるし、午後の小腹が空いたときにもすぐできる。
もちろんフォカッチャをベースにさらに調理して、ウワサの「ホットのサンド」に挑戦してもOK!
アウトドアディナーでワインやチーズに添えても、バツグンの相性です!
下準備
1人分のフォカッチャの材料でまず用意するのが、薄力粉。
カップのメモリ50cc分。
強力粉もカップのメモリ50cc分。
薄力粉と強力粉を1:1の割合にしてますが、これで1度トライしてみて、「もうちょっとパンっぽく、硬めがいいなあ」と思ったら強力粉を多めに。
「ケーキっぽいフワッと感が欲しいなあ」と思ったら薄力粉を多めに調整してみてください。
今回は基本ということで、1:1の割合。
まずは1度トライを!
お手軽なパン作りということで、プレ発酵のいらないベーキングパウダーを使用します。
薄力粉と強力粉を合わせて100ccの分量に対して、小さじ1のベーキングパイダーを入れます。
水と合わせやすい器に入れ替えて、薄力粉と強力粉とベーキングパウダーをよく混ぜ合わせます。
水の量は、薄力粉と強力粉を合わせた半分の量。
つまり、今回は薄力粉と強力粉を合わせると100ccだったので、水の量は50ccとなります。
ここまでで下準備の完了です。
調理開始
粉に水を加えていきますが、いきなり全部入れず、3回に分けます。
水を加えたら、粉に混ぜます。
混ぜるのはゴムベラや木ベラがベターですが、スプーンでもOKです。
手で直接というのは避けましょう。
さらに水を加えてきます。
そして混ぜる。
これを3回繰り返し、水を使い切ります。
ヘラやスプーンで混ぜるとくっついてひとかたまりになります。
そしたらオリーブオイルを投入。
小さじ1くらいの量。
軽量スプーンを使わないときは500円玉より小さめを目安にしてください。
そして混ぜ合わせます。
オイル溜まりが見えない程度に混ぜ合わさったら、ダッチオーブンを準備。
今回は SOTO ステンレスダッチオーブン 10インチ デュアル ST−910DL を使用します。
フタを反転させることで容量を2サイズに使い分けることができる、とても便利なダッチオーブンです。
ダッチオーブンにオーブンペーパーを敷きます。
ここまでできたら、生地を手ごねします。
家で生地をこねるにしても、アウトドアでこねるにしても、手袋の着用をオススメします。
1番の理由は衛生面。
ご存知の通り、手は雑菌だらけ。
プロのシェフが衛生管理をきちんと行っている環境下とは違います。
アマチュアはパン生地に限らず、ハンバーグなんかも手でこねるのを避けましょう。
手袋をする2番目の理由として、爪とかヒフのシワに生地が詰まることなく、ムダなく材料を使い切れるからです。
生地にダマがなくなりスムースになったら、丸めて成形します。
ペーパーを敷いたダッチオーブンに入れ、薄く伸ばします。
3番目の理由として、手袋をしていると生地離れがいいからです。
伸ばした生地に指で穴をあけていきます。
この理由は知りませんが、フォカッチャらしい姿にするのがここでの目的です。
穴をあけたら、全体的に岩塩をふりますかけます。
このあと焼きで失敗して焦げて真っ黒になったり、逆に火は通っているもののなんか色白だったりしても、この穴のおかげで「フォカッチャ」と言い切れるルックスを得ることができるのです。
そしてダッチーブンにフタをします。
手袋を使用する4番目の理由として、手を洗わずに手袋を外すだけですぐに次の作業へ移れるというメリットがあるからです。
今回は SOTO ステンレスダッチオーブン 10インチ デュアル ST−910DLのフタをハーフサイズの向きで使用します。
今回ベランダでのフォカッチャ作りだったので、焚き火台として後片付けのしやすいSOTO デュアルグリル ST-930 を使用しました。
調理が終わった後、フタを閉じることで火消しツボとして使える素晴らしいバーベキューグリルなのです。
フォカッチャを焼く場合には、下より上側の炭を多めにし、20分ほど焼きます。
いい感じの焼き色にしあがりました!
下準備と調理で10分。
焼きに20分。
合わせて30ぷんで、完成です!
フォカッチャの基本レシピ
材料
薄力粉 50cc
強力粉 50cc
ベーキングパウダー 小さじ1
水 50cc
オリーブオイル 小さじ1
塩 適量